個性いろいろ
スーパーのレジで
ひとつ前に並んでいるおじいさんが会計を済ますのをボーっと見ていた。
ピッ、ピッ
店員 「ありがとうございまーす、合計で○○円です」
おじいさん 「あいよ、ちょっと待ってよ」
おじいさんは「財布」をカパッとあけ、慣れた手つきでお札と小銭を取り出した。
店員・くぅ 「!!?」
目を、疑った。
おじいさんが取り出した「財布」は、お札を曲げずに入れられる長財布タイプなのだが、
入れ物自体が透明なので、中にいくら入っているかおおよそ見当が付くような便利なタイプだった。
そして、いかにも頑丈そうなそれは、決して破れることなどなさそうな堅固さであり、
例え魂まで凍えるアラスカの大地だろうと、身体中の水分が沸騰しそうなサハラ砂漠のど真ん中であろと、
いかなる状況でもビクともしないであろうことは容易に想像ができる。しかも密封性が高い。
さらに相当カサがあり、お札だけでウン十万は収納できそうな、それはもう立派な代物なのである。
こんな財布、みたことない。
・・・
・・・・・・た・・・
・・・・・・・・・・・・た っ ぱ 。
この人、透明タッパー、サイフ代わりに使ってるー!!