ソリゃないや!!

usakima2004-04-10

たまにゲレンデで見るレスキュー隊にスノーモービルで運ばれてる人。あれを実際に体験したことある人っているのかなぁ。


さあ、レスキューに運ばれたことある人、挙手!!
って、はーい、います。あります。私です。
やっちゃったよ、やっちゃったともさ、若かりし頃。


その日は、とてもいい天気でした。私はいつも通りゲレンデを突っ走っておりました(スノボ)。すると、どうでしょう。思い切りコケてお尻を強打してしまったのです。


まぁ、めちゃくちゃ痛かったです。とりあえず身動きできません。でも、骨が折れたような感じではなかったので、
ま、いいや!痛みが治まったらまた滑り始めよう!
と、ゲレンデのど真ん中でコケた状態のままホゲーと死体のように転がっておくことにしました。なんせ、私がこけたコースは、めったに人が来ないところだったのだ。ちょうどいい。そんなことを考えながら、「あ〜天気いいなぁ〜」なんてつぶやいていた。


10分くらいたったでしょうか。やっとひとりめのスキーヤーがやって来ました。あ〜やばい、邪魔になるから退かないと、と思ったら彼はおもむろにトランシーバーを取り出した。


『ガガッ、あーあー、○○コース××あたりで女性1名転倒、応援頼みます、どぞ、ガガッ』


ってレスキュー!!Σ(゜Д゜;)
しまった。初めての訪問者がよりにもよってレスキューか!やばい、応援頼まれてる。これは大ごとです。


レスキュー「大丈夫ですか?立てますか?」
私 「あ、大丈夫です。ちょっと打っただけです」
レスキュー「いや、だって今、立てないでしょう?」


おいおい、この人、思い切り私を運ぼうとしてる!
ああ、やめて!!私はまだまだうら若きオトメ。あんな派手なサイレン鳴らしながら走るスノーモービルに乗せられるのだけは!!みんなに大注目されながらゲレンデの真ん中を連れて行かれるのだけは…それだけは…!!


私 「本当に大丈夫です。もう少ししたら立てます」
レスキュー「ということは、今は立てないんですね?でしたらお運びします」


うぎゃ――― Σ(゜Д゜;)―――ん!!


というか、結局、私は想像していたようなスノーモービルでは運ばれなったです。だってソリだったのですよ、ソリ。ただのソリ。ソリだって。はは。死体みたいにビニールシートでぴったり包まれて、4、5人のレスキュー隊にずるずる運ばれてさ、あ、頭は谷側ね。地面が近いからゴリゴリすべる音がリアルでやけに悲しいの。
あげくに、救急室のベッドに私を乗せるとき、大のおとなの男たちが、揃いも揃って「せ〜のっ!」って掛け声で持ち上げるわけ。ひどいよ、「せ〜の」は。そんな重くないでしょう、いくらなんでも。
でもありがとう、レスキューさん。私はその後3日くらい立てませんでした。運んでもらって正解でした。


みんなは、自分の技量にあったコースを滑ろうね!
レスキューさんに迷惑(←余計な)かけちゃダメだぞ!
Σd(´▽`*) きっとだよ!