かつおロボ

ブロー○キャスターで「かつおロボ FF70」がクローズアップされていた。数年ぶりに見た「かつおロボ」。やっぱステキな「かつおロボ」。しかもどうやら進化しているらしいぞ「かつおロボ」。

以前、ロボット博に行ったことがある。
主役はもちろん、ASIMOに代表されるヒューマノイド(人型ロボット)たちである。人間顔負けの愛想をふりまき、大人気のASIMOたち。これら錚々たるメンバーの中で、ひとり浮いていたのが「かつおロボ」だった。

カツオのオートマチック一本釣りロボットというだけあって、ブースは屋外。おいおい一体どんなロボットだい、たくましくカツオを釣り上げる「男前人型漁師ロボ」でもいるというのかい、と、ちょっと期待しつつ、ぶらり立ち寄ってみると、

おお!
数台のロボが黙々とすんごいスピードでダミーカツオ(模型)を吊り上げているではないか。しかもエンドレスで。
だが・・・あれ?あれあれ?ちょっと待って・・・。
チガ────(;゜Д゜)────ウ!!
そこにいたのは、ただの釣り竿を持った白い塊。
お・・・「男前人型漁師ロボ」じゃない・・・。くぅの淡い夢(男前人型漁師ロボ)は儚くも消えていった。

考えてみたらそんな装飾は実用性ないし必要なくて当たり前なんですが、ASIMOみたいなロボばっかリ見せつけられてた人々は、くぅ然り、「人型漁師ロボ」を(男前かは別にして)期待していたのでしょう。ブース内に「おいおい、これロボットかよ、はは。」と嘲笑さえ飛び交う始末。

しかし、そんな陰口は何のその、太陽の光を背に受け、延々黙々と作業を続けていく「かつおロボ」。リズミカルかつダイナミックな動きと、無駄な装飾を根こそぎ取り外したシンプルなボディ、そして何を言われても動じない(ロボだから当たり前)ひたむきなその姿(プログラムされてるだけ)に、いつしかくぅはハートを鷲づかみされちゃいました。

そして今回のブロードキャスター(つまり全国区)での堂々たる出演振り!こうなったら「かつおロボ」の名がお茶の間に浸透するのも時間の問題。
「今夜の晩ご飯は、かつおロボが豪快に一本釣りしたカツオのカルパッチョよ」みたいに全国の主婦が口にし始めるのも、そう遠い未来の話ではないのだ。

よってくぅは、自称ファン第1号として、
ここに、「かつおロボ」ファンクラブ、「一本釣り」を結成することを宣言する。名を連ねたい方はぜひともくぅまでメールください(笑)。

・・・って、いやホント真面目な話、動いてるとこ見て。息つくヒマもないほど鬼気迫る釣り上げようだから。すんごい細かな技術の塊ですよ、ヤツは。